

私はネイリストになる前は普通のOLです。会社で事務職をしていました。
伝票整理とか電話に出たりとか。
パソコンも使いましたけど伝票をうつくらいのことだったんで、すごいパソコンが出来るってわけでもなかったし…、本当に普通の事務OLでしたね私は。
私はある時、仕事をきっぱり辞めました。
でも実は、仕事を辞めてから次に何をしようかなって考えたんです。(笑)
私の目標は30歳になる前、29歳のときに「30になる前に何かをはじめよう」っていう、それだけだったんですよ。だから初めからネイルがやりたかったわけではないんですよね。
なんにもすることを考えずに、会社を辞めちゃった。。。
今考えると、かなり無謀だったと思います。(笑)
美容関係のことは元々キライではなかったんですよ。女性だったらお化粧とか興味あるでしょう?
結局ネイルを選んだ理由も、すごい安易な考えなんですけど、何だったらできるかなって考えたときに、髪の毛をセットするとかと同じで、オシャレのひとつとしてマニキュアを塗ることもやってたから、これだったらできるかも。。っていう本当にそんな簡単な考えだったんです。
そう思って習い事の雑誌を見たら、ネイリストっていうのが載っていて、これだったらいける、私にもできると思い込んで説明会に行きました。
全然なかったですね。(笑)
細かいことは飽きはしないので好きの部類に入ると思いますけど、特別手が器用っていうほどでもなかったです。
ネイルスクールの説明会に行って、そこの先生にも
「なんでネイルをやろうと思ったの?」って聞かれたんですけど、
「細かい作業はそんなにキライではないので、ネイルもできるかなって思って来ました。」
なんて答えていたと思います。
ただ、絵だけはまったくダメなんですよ。本当に私は絵がかけない!
絵心がないっていう問題じゃないんです。かけないんですよ絵が。(笑)

今はできますけど、ネイルを習うまではアートなんて自分でしたことなかったですもん。本当に塗るだけ。
今だったらネイルアート用のシールとか簡単にデコレーションできるものがいっぱい売ってるけど、当時はそんなのもなかったですし。
絵をかくってことが出来なかったのに、ましてあんなに小さな爪に絵をかくなんて想像もできなかった。説明会に行ったときの先生の見本を見て、こんなのできるわけないって本当に思ったんです。
でも先生は「やれば絶対できるようになる」って言ってくれたし、
「まぁできなくても、そしたら自分で働くときはアートはやらなくてもいいや」ってくらいの勢いで、軽く考えて習い始めたんですよ。(笑)
でも今はちゃんと描けるようになっているから、今フェレスの生徒さんに同じことを聞かれたら自信をもって言えますね、
「できるようになりますよ」って。だって私がそうだったんですから。


あります、あります! 初めて授業を受けたときに、
「えっ!こんなに細かいことやらなきゃいけないの?!」って思いました。
説明会で「細かい作業はキライじゃない」とか言ったくせに。(笑)
ネイルって誰かに習うわけでもなくて、女の子だったら自然に自分でやり始めるじゃないですか。
自分で塗ってるときは、それがキレイなのか汚いのかっていう、そういう考えもまるでなくて、色がついていればキレイっていう意識しかなかったけど、スクールで「キューティクル(爪の生え際)にはカラーがついちゃダメですよ。髪の毛1本分空けて。」とか言われて、ええ?!って感じでしたよもう。
ギリギリまで塗らなきゃいけないけど、皮膚に付いちゃいけないって、どういうこと?言ってることはわかるけど理解に苦しむ…。最初は「そんなの出来っこない」って思っちゃいました。
そんなレベルで飛び込んだので、「こんな細かいことまで気をつけなくちゃいいけないんだ」ってことが一番驚きでしたね。
でも、そういう今まで知らなかった知識とか、方法とか、目からウロコのようなことばかりの連続だったので、確かに慣れるまでは大変だったけど、それよりも楽しいな!って思いが大きくて、家に帰ってからも練習してました。
こんなにネイルって奥が深いんだなって思いつつ、できるようになっていく事が嬉しかったんです。
頭で理解しているつもりでも、実際にやるのとは違うので、
何回も練習して初めて「なるほど!」って思う部分が見つかると思います。

私が通っていたスクールでは、仕事をしながら転職したいっていう人や、主婦の人もいました。ほとんどが「何かはじめたい!」って思っている人だったので、意欲も高かったですね。
だから年齢は関係ないですよ。みんな一生懸命でした。
私もそうだったし、フェレスの生徒さんも「何かしながらでも新しい可能性を見つけたい。」そういう気持ちで学んでいるので、「あれやれ、これやれ」ではなくて、楽しんで無理なく学んでいただけるように考えてます。
スクールでは教科書や先生のお手本を見ながら、「この通りにやりましょう」って習いましたけど、人間の爪はそれぞれ違うので、手のダミーモデルどおりにはいかなかったです。
あと、お客さまの手に直接さわるお仕事なので、例えば自分の手がガサガサしているとさわられたお客様もガサガサチクチクがわかるので気持ちよくないですよね。あと、冬にヒヤっとした手でさわるのもびっくりさせちゃう。
サロンでは、手早く、美しく、っていうのは大切ですけど、スタッフがバタバタしてたりしたら、お客さまも気になっちゃいますよね。
お客さまは「リフレッシュして気分を変えたい」って、わくわくしていらっしゃってるので気分を損なわないように、細かいことですけど、気をつけています。
そういう私の今までの経験が役にたったらいいなと思って、生徒さんにはお伝えしています。

ケアは、爪にカラーを塗る前のいわゆる『下地作り』なんですけど、
カラーをしたりアートをしたキレイとはまた全く違って、ネイルケアをしたときのキレイさは本当に真からキレイになっているから、塗らなくてもアートをしなくてもキレイなんですよね。
見た目だけキレイにしてても中身がちゃんとできてないとダメっていう、そんな感じです。
爪の汚れとか薄い皮は見た目では付いているのがわからないから、それ残したままカラーを塗るとあっという間に剥がれてきちゃうんです。
これが見た目では本当にわからないんですよ。よっぽどガサガサしていたりとか、張り出しているくらいだったらわかるけど、
あまり見た目ついていなさそうな人でもケアしてみると必ずポロポロ取れるんです。
ケアをするから、カラーやアートがキレイで長持ちするので、ネイリストにとってのケアは重点を置いています。
あと、爪や皮膚の健康状態がわかるようになるので、お客様の状態に合ったケア方法のアドバイスなんかもします。
年齢とか季節とかちょっとした変化でも、爪が折れやすくなったりしちゃうんですよね。

美容のお仕事って、お客様をキレイにできる自分の仕事の満足感、プラス、お客様自身がすごく喜ばれて「ありがとう~」って言ってくださるキラキラした笑顔。これがあるから止められないです。
あと私の場合は、10年以上も来てくれるお客様がたくさんいらっしゃることが、とても幸せですね!
新規のお客様がどんどん入れ替わるというのとも違って、別の意味で緊張感もあるけど、来て下さるお客さまのためにも、自分もどんどん学ばなくっちゃ!って常に意識をもって生活できるので、毎日がとっても充実しているんです。
ネイルを習いたての頃の自分と今も変わらずワクワクしているの。
おばあちゃんになって細かいものが見えなくなったりしないかぎりは、ネイリスト、ずっと続けたいですね。(笑)
通信講座を考えている人が特に心配している部分は、実技の部分だと思います。
やり方を覚えるのは簡単なんです。見てるだけだと「簡単そう」って思っちゃうくらい。
でも見てるのと、実際にやってみるのでは違います。
道具を持ってみて初めてわかる部分もあります。
通学のスクールだと、生徒さん同士がお互いの練習相手になるから、みんな手がキレイ。キレイすぎてケアする必要がない時もありますね。
だからといって通学が悪いというわけではなくて、そこで練習を満足してしまうか、他の方法で練習をするかで、技術の差が開くと思います。それと同じです。
身近な人、友達でも、彼氏でも、お父さんでも。(笑) 女性じゃなくてもいいんですよ。特に男性は手も大きいし皮も厚いので、すごく練習しやすいんです!
女性と違って手のケアをしてる人は少ないから、見た目にもわかりやすくガサガサしていて、キレイにケアすると本当に気持ちいいんです。本人は違和感あるかもしれませんけど。(笑)
同じ人の爪で練習することも大切なんですけど、爪の形と大きさ、甘皮の薄さ、手荒れの具合も、そういうのは人によって全然ちがうので、色んな人の爪で経験するのが早く上達するコツです。
ただ、朝から晩まで練習しっぱなしというわけにもいかないですよね。
私が習っていた時はすごく楽しくて、「もっともっと練習したい」って思ってたくらいですけど、一回ケアしたら甘皮は一週間くらい生えてこないので、毎日こんつめて練習する必要はないんですよ!
「学校に通えないから習えない・・・」とか、「通信だから無理・・・」とか、できない理由を探して諦めるより、これならできる!っていう意欲を持って取り組むことが、成功する鍵だと思います。
私が普通のOLからネイリストになって、お客さん、生徒さん、スタッフにかこまれて今フェレスがあるように、誰にでもチャンスはありますので、少しでもそのきっかけになれたら幸せです。